フィデューシャリー宣言(お客様本位の業務運営に関する方針)

 ポートフォリアは、もとより、資産形成にかかわるすべての関係者の全体最適化を通じて、お客様の長期的な資産形成に資するために設立され、『資産形成にかかわる「不安」を「いいね!」に変える』をビジョンに掲げてまいりました。今般、金融庁より「顧客本位の業務運営に関する原則」が改訂されたことにともない、あらためて2021年6月30日付で「フィデューシャリー宣言」および基本方針を公表しました。2022年3月までに具体的な取り組みを策定し、以後、毎年の取組状況を開示します。(下記にある原則および注意書きは「顧客本位の業務運営に関する原則」に対応する箇所を表記しています)


 ポートフォリアは、新たな「フィデューシャリー宣言」のもとで、これまで以上に、お客様に本来の豊かさを感じていただけるように進化してまいります。


2022年度 活動状況

2022年度 FD原則との対応関係表

2021年度 活動状況


利益相反管理方針


  • 常にお客様の「最善の利益」を追求します(原則2)

    (1)私たちは、『資産形成にかかわる「不安」を「いいね!」に変える』ことがお客様の「最善の利益」だと
       考えてビジョンに掲げ、その実現のための具体的な行動をミッションとして宣言しています。(原則2)


    (2)私たちは、時代が移り変わるなかでも、シンプルでわかりやすく、いつでも誰にでも長期的に保有できる
       「みのりの投信」において、リスクを抑えつつインフレに負けない絶対的なリターンを追求します。
       (原則2)


    (3)私たちは、お客様の「最善の利益」という価値観を共有し信頼できる(お客様との間を仲介いただく)
       パートナーとともに、それぞれのお客様の人生に沿った最適な形で「みのりの投信」をお届けします。
       (原則2)


    (4)私たちは、「みのりの投信」による絶対リターンに加え、パートナーとともに実現する人生の安心を提供
       することこそが「最善の利益」に繋がると考えています。その意味で、『お客様の資産がどのくらい増え
       たのか』を表す「インベスター・リターン」の継続的なプラスを追求します。(原則2)


  • お客様の「最善の利益」を実現する経営をします(原則2、原則7(含む注))

    (1)私たちの使命は、お預かりしたお客様の大切な資産を長期にわたり増やし続けること、だと考えます。し
       たがって、いたずらに運用資産の流入額や資産残高、利益を追うことなく、パートナーとともにお客様の
       長期的な資産運用を実現することにより、お客様の信頼の証として、企業として継続可能かつ適正な運用
       規模を維持していきます。(原則2(注))


    (2)私たちは、役社員が議決権株式を100%所有する金融機関に属さない独立した存在であり、社外取締役中
       心の取締役会による適切なガバナンスを維持することにより、お客様の「最善の利益」と株主・社員・
       パートナー・社会のAll-Winを目指します。また、長期・安定的な資産運用に必要な内部留保以上の利益
       は、長期的にお客様に還元していきます。(原則2、原則3)


    (3)私たちは、歴史に根ざした専門的な知見に関する研修を継続的に実施し、知見を実践に活かす高度の専
       門性を備えたプロフェッショナル人材を育成することにより、お客様の「最善の利益」とともに、高度
       な資産運用と質の高いコーポレ-ト・ガバナンス・コード、スチュワードシップ・コードを実現します。
       (原則2、原則7(含む注))


    (4)私たちは、ビジョン・ミッション・行動原則の背景を深く理解し実践するための研修を継続的に実施し
       徹底するとともに、すべての社員がフィデューシャリー・デューティーに基づいた行動目標によって業績
       が評価され報酬が決まる仕組みを構築することにより、お客様の「最善の利益」を実現する企業文化を創
       り続けます。その結果として、「慎重かつ思慮深い専門家」として専らお客様の長期的な利益を第一に考
       え、高い職業倫理を保持しつつ、誠実・公正な業務運営を実践します。(原則2、原則7(含む注))


    (5)私たちは、常にお客様の「最善の利益」を実現する努力を惜しみませんが、市場環境や当社の努力不足
       等により短期的に結果として「最善の利益」の実現を阻害したり、パートナーとのコミュニケーション不
       足によりお客様のご意向にそぐわない結果になる可能性も考えられます。こうした状況を避け、常に「最
       善の利益」を実現するために、事前に避けるべき状況や行動を具体的に特定し、十分に適応しておくこと
       を目指します。(原則2(含む注))

  • 利益相反を適切に管理します(原則3(含む注))

    (1)私たちは、資本の独立かつ社外取締役中心の取締役会等により会社のガバナンスを確立することにより、
       利益相反が生じにくい仕組みを構築します。また「みのりの投信(マザー)」のみを運用することによ
       り、商品間の利益相反の可能性を排除します。(原則3)


    (2)私たちは、投資運用業に特化するとともに、アクティブ運用の本質に鑑みお客様の「最善の利益」のため
       にのみ議決権を行使することにより、利益相反の可能性を排除します。(原則3)


    (3)私たちは、お客様の「最善の利益」という価値観を共有し信頼できるパートナーのみと関係を構築してお
       り、お客様の人生の最適化をお手伝いするサービスに対する適正な対価として委託手数料を位置づけ、そ
       れを明示しています。また「みのりの投信(マザー)」のベビー・ファンドである「みのりの投信」「同
       (確定拠出年金向け)」においては、サービスの対価が異なるため別の委託手数料体系を整えるなど、
       お客様との利益相反が生じないように仕組みを構築しています。
       (原則3(含む注)、原則4、原則5(含む注1、注2、注3、注4、注5)


    (4)お客様との利益相反の可能性については、関連する担当部や投資政策委員会等において、具体的かつ正確
       に把握し、取締役会でその管理状況を検証・評価したうえで、各部で具体的な対応方針を策定することに
       より、適切に管理する仕組みを整えます。(原則3)

  • 重要な情報を誰にでも分かりやすいように提供します(原則4、原則5)

    (1)私たちは、お客様にとって特に重要な情報だと考える手数料等の金額・比率やその付加価値、あるいは
       様々なリスク・リターン、また購入方法等について、お客様との重要な接点である目論見書や運用報告書
       を通して、金融リテラシーにかかわらず誰にでも分かりやすい形で詳細にお知らせします。
       (原則4、原則5(含む注1、注2、注3、注4、注5))


    (2)私たちは、運用管理費用(信託報酬)を「みのりの投信」の高度な資産運用とパートナーのお客様の人生
       に対するアドバイスに対する対価と捉え、期待(実績)リターンやサービスに対して、概ね適正な水準だ
       と考えています。また残高に応じて運用管理費用が逓減する仕組みに加えて、長期・安定的な資産運用に
       必要な内部留保以上の利益は、長期的にお客様に還元することにより、お客様の「最善の利益」に貢献す
       る方針です。(原則4、原則5(含む注1、注2、注3、注4、注5))


    (3)私たちは、お客様のニーズの把握、販売・推奨等に直接関わる重要な情報の提供、ふさわしいサービスや
       動機付け等のパートナーに関わる具体的な内容については、各パートナーと十分に協議のうえ、資料や説
       明方法等およびその検証も含めて、お客様の「最善の利益」に資するような形で確立したうえで、当社と
       して適切に開示する方針です。
       (原則4、原則5(含む注1、注2、注3、注4、注5)、
        原則6(含む注1、注2、注3、注4、注5)、原則7(含む注))